ファッションアイテムの中でも、革靴はトレンドに左右されずらいアイテムです。
同時に良い靴は革の破れや破損が少なく、ソールの交換にも対応しているため、しっかりとメンテナンスをすれば何十年と履くことができます。
こちらは私物のAlden〈オールデン〉9901、履き始めてから今年で8年目になります。

ブランドの中では最もポピュラーな黒の外羽根ストレートチップ。革の宝石とも言われるコードバン特有の光沢と、波打つようなシワが特徴です。
この辺りの魅力は調べればいくらでも出てくるかと思いますので、実際着用してきた所感を述べたいと思います。
アメリカ靴の木型は幅広の為、ヨーロッパの細い幅の靴と比べると、日本人にも合いやすいと思います。実際J.M.WESTON等のヨーロッパのシューメーカーよりも、自分にはこちらがしっくりきました。
最も気に入っている点は、革靴特有の緊張感がない点です。ヨーロッパの精巧かつエレガンスな革靴には、着用にある種の緊張感が伴います。
服装にもそれなりの品を求められるような、迫力があります。
それに対してオールデンは、同じ価格帯であっても明らかにルーズさというか、アメリカ人特有の適当さが作りに現れています。それが逆によく、服装に対する許容範囲を広めてくれているような気がします。シーンや服装に関わらず、気負わずに履ける包容力があります。

粗野なミリタリーパンツやデニムとも相性が良く、カジュアルに履ける点がオールデンの良さです。これがジョンロブやエドワードグリーンだと、スラックスと合わせたくなるような強制力が発生してくる気がします。
「作りの甘さ」は一般的にネガティブに捉えられがちですが、工業的に完璧なものが優れたプロダクトとは限らないとつくづく感じさせられます。
オールデンは工業的に完成された靴というより、工芸品的な余白や美しさ、作りの甘さを楽しむ、そんな靴だと思います。とても気に入っています。
Aldenとセレクトショップ
日本ではじめにAldenが紹介されたのは、セレクトショップ、SHIPSの前身であるMIURA&SONS<ミウラアンドサンズ>だったと言われています。

1975 , MIURA&SONS
セレクトショップの歴史についても今後紹介できればと思います。
information




















